寄る辺なし

もう良い年だし

希望だの未来だの
そんな大袈裟で贅沢なことを求めない。

けど、

寄る辺 と言うか
標と言うか
それすらない私。

みんな某かの
寄る辺があるから
生きられるんでしょ?

帰れるお家があるから、
頼れる誰かや、守るべき誰かがいるから
生きられるんでしょ?

この世にいながらにして
いない   かのような日々が
今日もまた始まる。

根なし草の私が
安らかな眠りにつける場所は
何処にある?

秋の香りは
いつも私を追い立てるようで
余計に居場所を見失う。

よるべをいつ
一葉に虫の
旅寝して

松尾芭蕉

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