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神経症

ODはやめませう

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これは私がまだ31~32の頃の話だから
もう時効だと思うけど

当時の私は
ODだのリスカだのよくやりました。
まだODとかリスカという
言葉のない時代。

今はもう国内で処方されていない
ベゲタミンA という眠剤があって
これは強烈な眠剤だった。

私はある日これを40錠くらいかな?
ザラザラと飲んだ。
そのときは、べつに死のうと思った訳じゃなく
ただ苦しくて
この場から逃れたかったから
何も考えたくなかったから。

どのくらい眠ってたのか
覚えていないけど
目が覚めたとき、愕然とした。

意識はちゃんとあるのに
体が一切!動かない。

当時は母がまだ健在だったから
助けを呼ぼうと
おかあさん・・・と言ってるつもり
なのに、声も出ない。

当時の私は高さのあるベッドに寝ていて
右腕がだらりと
ベッドから垂れ下がっていて、とにかく
めりめりと痛いので
その右腕を胸元に戻そうとしても、
戻せない。

右腕を胸元に戻すまでに
15分くらいかかって
なんかお尻が冷たい、と思ったら
失禁してた。

要は、薬のせいで
体の全ての筋肉が弛緩して
遺体 のようになってしまったんだと思う。

本来なら、意識していなくても
人間の体は、脳からの指令で
腕を動かしたり、歩いたりしている。
それが一切!利かなくなっていたんだよね。

その日は、
職場の同僚二人と会う約束をしてて。
私もバカだよね。
それどころじゃないじゃん、QQ車要請しなよ!
と後から思ったけれど
どうしても大事な話があったから会いたくて。

起き上がれない、体中が痛い
お母さんもいない、どうしよう・・

思いつつ、必死で起き上がって
ベッドから降りた。
でも立てなくて、四つん這いになって
それもゆらゆらして安定しなくて

ベッドから起き上がって
四つん這いになるまでに
30分はかかったと思う。
そこからまた、
着替えるまでに30分かかって。

そんな体で出かけたから、
まともに歩けない。
それでも必死で同僚たちに会いに行ったら
彼女たちのほうが驚いて

呂律も回らないながら
「きょうはおさけはのめないから・・」
と言ったら
「当たり前でしょ?!こんなんで」
と言ってくれて、同僚二人に抱えられながら
喫茶店に入った。

大事な話どころじゃない、
喫茶店のソファみたいな椅子で
多少は話したのを覚えてるけど
まだ眠気があったんだね、
そのまま寝てしまって。

いやあ・・・あれは凄かった。
人間の体ってこんなんなっちゃうの・・?
と、我が事ながら、愕然とした。

あとから主治医に報告したら
「元に戻って良かったけど、
下手したら腎臓やられて透析になっちゃうよ!」
と、叱られた。

私もあれ以来、0Dはしなくなった。

ODを軽く考えてる人は多いと思うけど
そんなことになっちゃうんです。

やめませう~

ブルー画面

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