いのちの桜

名もなきいのち(再掲載)

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長い長い 年月
闇の中を 歩いて来た

堕胎された胎児や
ケモノの死骸が 流れる
闇の中を

私は いつも
胎児の「悲しみ」とも呼べない
感情を 見て
ケモノたちの苦悩を 聞いた

惜しまれて
菩薩のように語られ
手厚く 葬られる
いのちとは 対照的に

無名な
誰も気づかない
死んだ とさえ呼ばれない

ただ 「始末された」
いのちの声を

「始末」され「処理」された
いのちの 声は
余りにも 微かで
主張をしない

だけど私は
手厚く葬られる いのちより
無名な いのちたちの声に
いつも 

耳を傾けていたい


フリー画像・いのちのキャンドル


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