火葬場にて・その4

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いのちの桜
火葬場の熱波は

いつも 私を

あの世とこの世の

境に いざなう





あの熱さは

この世とは

かけ離れた 熱さなのに

ぽっかりと空いた

この

心の穴を 埋めるから

熱いとは感じない





幾つもの いのちが

骨になり

灰になり

清らかな魂となって

火葬場中に 満ちて

揺らめいている





目には見えないはずの

魂が

あの熱さの中にいると

この目に 鮮明に

映るようで





ついつい 私も

熱波に 線香の香りに

誘われ

あの世の渕に

立たされるようで





熱波が

いっそ心地よく

あの世とこの世の

境が見える




いつか私も

この体を 捨てて

ゆらり旅立つ

姿が見える

そんな気がして



フリー画像・ぼやけたろうそくの火







ぽちで救われる私がいます


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