震災と過ち


人類史上、初の大震災・と呼ばれた東北地方太平洋沖地震。
津波、火災だけでなく、
放射能漏れまで起こったまさに誰も経験したことのない有事となった。

天災だけでなく、人災も加わった、現代ならではの大震災。


「天罰だ」と石原都知事は言ったそうだが、
私には「第二の過ち」のような気がしてしまう。

その報いは、東北の人々だけでなく、我々国民全員が受けるしかない。

更に言えば、都心部が真っ先にその報いを受けるべきなのだ。


電力はもとより、CT,MRIと最新医療機器、検査と言う名の
「放射線」を自ら金を支払って、
大喜びで浴びて来たのは、我々都心部の住民なのだから。


それだけの罪を犯して来たのは人間でしょう?

それでも、食べていく。

わかっていても、禁断の木の実を食べてしまう。

若かりし頃の舛添要一氏が「誰もキュリー夫人を責められないんですよ」
と言ったことがあったが、同感だった。

科学の進歩によって自然を破壊し、便利さ・快適さを求める一方で、
これほど苦しむことにもなってしまう。

それが、幸か不幸か知能が発達してしまった人間の矛盾。

その矛盾に、誰も答えは出せない。

ただ、これから育っていく子供たちに罪はない。

我々は、この矛盾を抱えたまま、
それでも復興に向けて、生きるしかない。

知らない人のために。
広島の原爆慰霊碑には「安らかにお眠り下さい 過ちは繰り返しませぬから」

と、刻まれている。

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