「おめでとう」など言えなくて

「おめでとう」など言えなくて

元旦 ひとり0時過ぎ

エンジン音に かき消され

遠くに聞こえる

除夜の鐘





「おめでとう」など言えなくて

明るいとは 

言えぬ未来を 思うとき

涙が噴き出て

顔中 濡らす





「おめでとう」など言えなくて

たまの涙に

ここぞとばかり

大声上げて

子供のように

泣きじゃくる





「おめでとう」など言えなくて

祝いどころか

喪中のような毎日で

この体が

私に伝えてくれるのは

寒さと孤独

ただそれだけ





「おめでとう」など言えなくて

祝いの意味も わからずに

それでも

「おめでとう」と言う

酷な元旦 大人の我慢





「おめでとう」など言えなくて

元旦 ひとり0時過ぎ

遠くに聞こえる

除夜の鐘

私の耳には

悲しく 響く





「おめでとう」など言えなくて

「おめでとう」など言えなくて


きぬ・朝の運動会縮小版16








ぽちで救われる私がいます


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