砂上の楼閣

砂上の楼閣とわかっていても

私は

その楼閣に

住んでみたかった

住めるんじゃないかと思った





蜃気楼とわかっていても

私は 遠くの景色に憧れた

あの景色の中に

住めるんじゃないかと思った




子供の頃に返って

海辺で

砂の山を作った

満ちて来る潮に

少しずつ

砂山は 削られた





それを見つめる

私の心も 削られた

私を見下ろす 月も

半分に 削られた




削られた心は 痛い

ひとと関わっては

心を削った

いつもひとりで

その痛みに堪えるしかなかった

堪えるしかなかった








ぽちで救われる私がいます


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