つくづく思うこと

気配のない家

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春は名のみの

寒い日は

熱いコーヒーと 煙草で凌ぐ

ときに 火を炊いて凌ぐ





でも 本当に温まるのは

コーヒーの湯気でも火でもなく

湯気の 向こうに

ひとの気配が

生きものの気配があること






ひとの気配の ないこの家の

何と 心寒いことか

家の中の

ソファもベッドも何もかも

死んだように

ただ 置かれてる





この ひとの気配のない家で

ひとり

煙草を吸う私は

まるで

地中で うごめく虫のように

息を 潜めて

死者たちと共に

暮らしてる





何の 気配も

誰の 気配もない

家で


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