亡き骸で良いから

ちち子

お前は もう自然に帰ったんでしょ?

だったら風になって

私のTシャツを 思い切り翻してよ

雨になって

私の肩に 降って下りて来てよ


嫌だ・・・やっぱりそんなんじゃダメなの


たった一度で良い

贅沢は 言わない


お前の亡き骸で 良いから

がくがくのお人形みたいになっちゃった 

あの亡き骸で良いから

もう一度 抱かせてよ

もう一度 キスさせて

もう一度 匂いをかがせて



お前の姿が ないことが

お前がここに いないことが

どう言うことなのか

私にはまだ わからない

わからないのよ

130505_0526~01

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