ネガティブのままでいい

悲しき実験犬・第3話

愛しきイヌネコ  0

私が、真坂動物病院に入職して、どれくらい経った頃だろう。これまで物音一つ立てなかったモモやテツたちが、私が犬舎に入ると途端によく吠えるようになった。私が来れば、ゲージから出られる、と学習したのだろう。みんなよく吠えた。ゲージから出してやるとテツは嬉しそうに、私の周りをぐるぐると周り、白い毛が生えて、やっとマルチーズらしくなったモモは私に抱っこをせがんだ。私は常にモモをサマーカットにして短くし、口吻...

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