ネガティブのままでいい

悲しき実験犬・第2話

愛しきイヌネコ  0

動物病院での仕事には、すぐに慣れた。当時はまだ、発病もしていなかったし、先輩のトモ子さんは、私と同い年。あとは、院長と代診の中野先生の4人だけだったから。しかし、放置されているモモや交通事故で、余りに酷い体つきになっているテツたちに対しての、悲しみは日々、深まって行った。そして、いつの頃からか、その悲しみは、愛情となった。私は密かに、小さな作戦を立てた。オーナーの犬や猫が混雑しているとき以外はわざ...

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