高村光太郎・牛と現代

若い頃付き合っていた彼が、動物好きな私に牛の目は、聖者の目って言われてるんだよと言っていたことがあった。彼のアパートは都心にあったのに、何故か近所に小さな牧場があって、確か、僅か30坪くらいの草っ原に2~3頭の牛が放牧されていて私は、彼のアパートに行く度、その牛たちを見に行った。大きな顔を私になすり付け、大きな目は真っ黒で牛たちは何故か、私たちに懐いてた。その当時に彼が「牛の目は聖者の目だ」と言って...