ミカさんの悲しみ(再掲載)

支援センター通いをしている頃、ミカさん(仮名)と言う、 滅裂思考らしき症状を持った30代女性がいた。(統合失調症・発病が相当早いと推察) 彼女は明らかに母親の愛情に飢えており、 その反動として私や周囲の女性職員に母親像を投影しては、 常に怒りをあらわにしていた。 友達なんか必要ない、一人がいい、と思っているらしいことが、 意識です。意識の外の意識です!などと言う意味不明な言葉や行動からうかがえた。 悲し...

ダチョウと私とネグレクト(再掲載)

当時の私が通っていた支援センターでは、幅広くどなたでも受け入れる と言うのが、 所長であるボスの方針だった。 よって、センターには精神障害だけでなく、アルコール依存の人は勿論、 ネグレクトの子供たちや、ときにはホームレスの人まで、 本当に幅広く様々な人が来所していた。 その中にいた、ネグレクトの子たち、正確には、ネグレクトに近い状態 の子たち。兄妹で、上から、サラ・5歳、カズト・2歳、ミク・1歳(全て...

励ますのが好きな人たち

ある方のブログ記事の内容にとても共感したんだけど、コメントができないので自分ちで書く。苦しいとき、つらいときにわざわざ、傷口に塩をすり込むみたいにやたら「頑張って」とか、「逃げちゃダメ!」とかとにかく「励ますのが好きな人たち」の何と多いことか・・・・・。良かれと思って言ってるのはわかるけど本人としては、もう十分頑張ってるから苦しいのよ。なのに「もっと頑張れ」みたいに励まされると物凄く本人は傷つく。...

悲しみに沿う・その2

久しぶりの友人からメールがあったので「猫3匹立て続けに亡くしました」と返信すると「そんなことがあったんだ?大丈夫?今『抱きしめたい』を再放送でやってる!」と返信。まるっきり 他人事・・・・・この世には ありとあらゆる悲しみがあるけど悲しみの度合いを測るキカイなんかない。その人にとって 大したことでなくても私にとっては深い悲しみであることもある。同じように私にとって 大したことでなくてもその人にとっ...

雪解け

狂った彼女に言葉を尽くす彼女はまるで寄せつけず鋼のように跳ね返すその滅裂な怒鳴り声がひとりで寂しい・・そう聞こえるやがて瞳からぽろぽろ涙彼女の心に深く積もっていた根雪心の根雪が解けた夜ミカさんの悲しみ...