ARCHIVE: 2018年05月14日  1/1

死と再生

母が生きていた頃、よく私に話していた。母は大変な難産で、産まれ出た私は、へその緒が首に巻きつき、仮死状態。体中チアノーゼのために紫色。医者が私を逆さにして叩くと「普通の赤ちゃんみたいにおぎゃあ!おぎゃあ!と激しく泣かなくて、ええええ・・・ん・・ええん・・と、まるで大人が悲しんでいるように小さく泣いたのよ」と。その話を聞く度に私は、自分はもしかしたら、本当にこの世に産まれ出たことを悲しんだのかも知れ...

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