archive: 2017年11月04日  1/1

絹のげんき

私にはもう怖いものなど何もないずっとそう思って来ました。恋も、夢も、大事な人も全て失ったから、守るべきものも、もうない、これ以上失うものは、もうないと。強いて言うなら、生きつづけることが最も怖い。死ぬことではなく、長く ながらえてしまうことのほうが私には何百倍も怖い。でも、病弱な片目の白猫、絹を引き取って、改めて愛するいのちが、ただげんきでいてくれることの何と貴重なことか、自分の体が丈夫なことが、...

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