骨を見る

ちち子が 恋しくてたまらないときは骨を 見るちち子の骨だけはほんの僅か尻尾の骨や 歯を火葬場のおじさんに小さなカプセルに 納めてもらったそうっと そうっと落ちないようになくさないように骨を 見るだけど骨を見ても写真を見てもあの子の すっかり小さく軽くなった感触をこの手が いちばん覚えてる焦点の定まらない 見えなくなった目であらぬ方向を 見つめてた瞳をこの胸が いちばん覚えてるそれでも 私は恋しさ ...