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夢なのか、現実なのか

 2012-09-18
過覚醒から一転、寝たきりだった素敵な、ある一日。

その日は何の予定もなかったので
いつものように3時間程度の睡眠で
まだ暗いうちに目覚めてしまったのが嫌で
早朝から眠剤を飲んだ。
それがヘンなふうに効いてしまったせいか、

夢なのか、現実なのか・・みたいだった一日。

テレビの音はちゃんと聞こえてる。
その音と、かつて自分が見た映像とが脳内で
夢?とも言えないようなリアルな映像を作り出すのだろうか。

ドアだらけの廊下を猛スピードで飛ぶと、
到着したのはピンクと黒だけのサイケな小部屋。
その色彩が余りにも悪趣味なので
モノトーンでやり直し、と思ったりしてる。

ナンともシュールでリアルないろんな映像を見て、
意識があるのかないのかもわからないまま
ずっとベッドの上で過ごす。
ときどき起き上がるが、食べ物を買いに行く気力もない。

夢と現実の区別が付かない。
気づいたらもう夕方じゃん・・・・・。

ああ・・・・気持ち良い。
毎日がこんなふうなら良いのに。

いつでも意識がクリアな私にとって
こう言う夢と現実との区別がなくなる時間は貴重だ。

とか書きつつ、その日のことをあまり覚えていない。
その「覚えていない」カンジが良いのよ~

どんなに酔っても、記憶を失ったことすらない私だから~

私の海馬のヤツときたら、忌まわしいほど健康だ。
もの忘れはするクセに、記憶力はやけに良い。

ずっとあのままの毎日だったら
どんなにか楽だろう。

記憶や意識は、私にとって邪魔なだけ。
「忌々しい意識と言う火の胡桃」
確か、安部公房の文章にあった気が。

ああ、そうだ。「終わりし道の標べに」だ。

終わった所から始めた旅に終わりはない。
墓の中の誕生のことを語らねばならぬ。
人は何故に、かく在らねばならぬのか。


このフレーズに無性に共感を覚えて、
あんな大昔に読んだだけなのに、ほら、まだ海馬が記憶してる。

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