七日間の命

 2012-07-12
上野動物園のパンダの子が死んだ。
どうして皆、あんなに大騒ぎしたんだろう・・・。
まだ生れて間もなかったのに便乗商売ばかり考えて・・。

私は特に興味があった訳じゃないけど
パンダの子が死んで、誰より悲しんでいるのは
現場でずっと飼育にあたってた人たちだと思う。

だから、生れて間もなくはせめて静かにしてあげて欲しかった。

みんな、やれゾウさんだパンダちゃんだ、と
見物しに行くだけだから、知らないでしょうけど、
上野動物園には、動物たちの 慰霊碑 があります。
これは、
元々は戦争で殺処分になった動物たちのために創られたもので、
「かわいそうなぞう」と言う話は余りにも有名です。

見物に行くなら、せめて慰霊碑もちゃんと見て来て欲しいです。
これまでに死んだ動物たちは皆ここで眠っています。

何でも商売にして流行りにしてはすたれてく
と言う意味ではおんなじね・・・・。

悲しいね・・・。

パンダの赤ちゃん?なんてみんなすぐに忘れてく。
忘れないのは現場にいた人と、動物園の人たちだけ。

昨日、
「上野動物園のパンダの赤ちゃんが死亡していることがわかりました」
と言う速報を聞いて
なんと言うか・・・・
なんであんなに騒いだの・・?と言う意味で
無性に悲しく、腹立たしかった私です。

上野動物園、園長の会見のときの涙が、
24時間体制で毎日毎日パンダの子を
必死で育てて来た苦労を物語っている、と思えて
私には、園長、副園長、そして何より画面に出て来ることなく、
周囲の期待、国の都合、あらゆる思惑と言うプレッシャーの中、
最もパンダの子の飼育に心砕いた現場の人たちの気持ちを思うと
悲しくて、たまらないです。

僅か生後七日でこの世から去った、パンダの赤ちゃん、
名前すら付けられることのなかったこの小さな命は、
きっと、あの慰霊碑に納められるのでしょう。
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