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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
カネボウヒューマンスペシャル。

一般からドキュメンタリー作品を募って、
第1位受賞作品は、脚本化、ドラマ化し、
単行本として出版すると言う、
1980年からテレビで長期間シリーズ化された番組があった。

その第1回の受賞作が「小児病棟」
読売出版社より出版

原作 江川晴(えがわ はる) 
主演 桃井かおり
脚本 早坂暁(はやさかあきら)
キー局 NTV(日本テレビ)
1980年(昭和55年)12月3日放送

小児科勤務のナースと
新生児タロウとの出会いからドラマは始まる。

桃井の、感情を抑えた演技が光っていた。

タロウは、いわゆる奇形児。
顔も、容貌すら判別がつかない。手も足もない。
唯一健康なのは、おちんちんだけ。

オンエアでは、顔はぼかしを入れた作り物、
おちんちんのアップだけは実際の赤ん坊で
撮影していた。

病棟で タロウ と呼ばれ、
暗い0号室に入れられ
医者の実験台にされていた。

初めてタロウを見た桃井扮するナースは
その容貌に思わず吐く。
しかしタロウを看ることを命ぜられるうち、
知らぬ間にタロウに愛情が湧いて来る。

タロウもまた、何もわかっていないだろうと
皆が言う中で、顔に出来た腫瘍の
コバルト照射のとき、
嫌がってじっとしていない。

桃井扮するナースが
「私よ。タロウ・・イヤなのよね・・ごめんね・・・」
確かそんなふうに話しかけながら
彼の体に触れると

タロウは思い切りおしっこを飛ばし、
そして、体の動きを止める。

おしっこを飛ばすことだけが
タロウの、唯一の意思表示だった。

「・・・・わかったのね」

と言う桃井。 驚く周囲。

タロウは僅か数ヶ月で
母親に抱かれることもないまま死ぬのだが、

束の間でも、
自分を楽にしてあげようとまでしたナースと
触れ合えたことを、
タロウは、まさに肌身で感じたのだろう。

自分を病院から連れ出し、
行ったことのない夜の公園に行き
滑ったことのない滑り台を抱かれて滑り、
そして、
「タロウちゃんは、病院になんか帰りたくないでしょう?」
と、タロウを楽にしようとしたナースの愛情を
感じたのだろう。

ビデオの時代も、
一般ではレンタルなどはされておらず
DVD化もされていない。
実話に基づいている、と言うこともあり、
規制の厳しい現代だと大問題・・・と、
多分、お蔵入りになったのだろうと推察する。

でも、私はこの作品が凄く好きだった。

いのち ってこう言うものだし
現実は、ときにこう言うことも平然と行われている、と
私は思ってるから。







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【2013/02/04 06:46】 | 映画、ドラマ、音楽 favorite
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