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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
こないだ松本清張の「疑惑」をドラマでやってて観てみたけど
映画「疑惑」をさんざん観てる者としては
これじゃあ映画「疑惑」とは比較にもならないな、
と言うくらいお話にならない代物だった。

あれは野村芳太郎監督と、脚本が良かったんだろうけど
1982年の映画「疑惑」では
桃井かおり扮する悪女・鬼塚球磨子と
岩下志麻扮する冷静で有能な弁護士・佐原、
この二人の対照的なやり取りが観る者を惹きつけたんだと思う。

北陸一の毒婦・クマ子だから殺しをやったに違いない、
と言う世論の風潮に反して事実はそうではなかった。

毒婦・クマ子を裁け!社会正義のために!みたいに
マスコミ、警察は世間を煽る。

当時30歳だった桃井扮するクマ子の演技がとにかく良い・・!
なんと言うか、感情をただむき出しにするだけでなく
毒々しさを全身でかもし出している。
感情的なだけでなく、ときに冷静に相手を小バカにしたりする。
桃井のあの口調といい、表情といい、目つきといい、仕草といい、
何とも淫靡で、心底欲深い悪女 を表現する様は見事 と言う他ない。
圧巻だ。

もう今どきの女優であんな演技の出来る人はいないだろう。
外見ばかりで選んでるからこうなるのよね・・・。

以下、大好きなラストシーンの台詞。

弁護士佐原とクマ子、晴れて無罪となり出所したあと、
クラブでの二人のやり取り。

佐原:私ね、あなたみたいにエゴイストで
自分に甘ったれてる人間って大っ嫌いなの。


クマ子:あたしだってあんたみたいな女、嫌いよ。
あたしはね、どんな悪くたってみっともなくったってね、
人になんか構ってらんないのよ。
だけどあたしはあたしが好きよ。
あんたさ、ね、あんた自分のこと好きだって言える?
言えないっしょ?可哀相な人ね・・
あんたみたいな女、みんな大っ嫌いよ。

(佐原の白いスーツにワインをだぶだぶと1本丸ごとこぼしながら)

(佐原、クマ子の顔面に思いっ切り!グラスに入ったワインをぶっかける)
佐原:あなたってサイテーね。
命が助かっただけでもめっけもんでしょ?


クマ子:あたし懲りてるわけじゃないのよ。
今度のことで自信持っちゃってさ、あたし。
あんたみたいな女にだけは ほんとにならなくて良かったと思って。
あたしは今まで通り、あたしのやり方で生きてくわよ。
男たらして、死ぬまでしっかり生きて見せるわよ。


佐原:あなたは、それでしか生きられないでしょうね。
私は、私の生き方で生きてくわ。
ま、せいぜい頑張ってね。
またしくじったら弁護してあげるわよ。


クマ子:頼むわ~。
(ワインだらけのまま、店を立ち去る佐原)

このラスト、さいこーでした。

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FC2blog テーマ:日常 - ジャンル:心と身体

【2012/11/11 03:36】 | 映画、ドラマ、音楽 favorite
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