FC2ブログ
ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
生きているということ

それはのどがかわくとか、
木漏れ日がまぶしいとか、
そんなことすら
見えなくなってしまうほど
苦しいということ。

ふっと或るメロディも
くしゃみをすることも
あなたと手をつなぐことも
忘れるということ。
心が血だらけになるいうこと。

生きているということ
それは台所
それは溜まった洗濯物
それは汚れた食器
それは通帳の残高
すべての美しいものより
すべての生きる最低限のものしか
見えなくなるということ。

そして
ときに隠れた悪にさえ身を任せたくなること。

額に汗が滴っていても、気づかないということ。

泣けることも
笑えることも
怒れることも
自由であることも
忘れ果ててしまうということ。
この身がよじれるということ。

海がとどろくことも
鳥がはばたくことも
かたつむりがはうことなんて
まるで目に入らないということ。

いま、いま、をやり過ごすだけで精一杯だということ。

どこかで産声が上がることも
遠くで犬が吠えることも
どこかで兵士が傷つくことも
地球が廻っているなんてことさえ忘れて

ただ
毎日の繰言しか
目に入らなくなるということ。

だけど、
ひと晩中 涙が頬を濡らしても
誰にも拭ってもらえなくても

あなたの手のぬくみを思い出して
それでも生きるしかないことを
生きているということを

もう一度、紡ぎ直すということ。
水平線の見える風景

にほんブログ村 ポエムブログへ

にほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・自作ポエムへ

スポンサーサイト




FC2blog テーマ:生きること - ジャンル:心と身体

【2012/09/24 05:31】 | 感情の発露
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック