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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
以下は、鹿児島・知覧特攻隊の穴沢(あなざわ)さんが、
出撃を前にして、恋人である智恵子さんに送った手紙の一部。
当時15歳で特攻隊員の身の周りのお世話を命じられた
「なでしこ隊」は、何人もの特攻隊を見送ることとなる。

それは、15歳の少女たちには、とても背負い切れない
過酷なもので。

その中にいたのが、穴沢さんだった。

ご存知の方も多いと思う。
これが、何年前だったか・・
ドキュメントを交えたドラマになっていたので
私は録画して、もう何十回も観ています。

私はこの手紙を初めて読んだとき
噴き出る涙が止まらず、号泣した。

だって、
これこそ本物の愛 なんだもの。
(愛 という言葉は苦手な私。でもそれ以外言いようがないよ、
これは)

純愛 以外の何者でもない。
死んで行く自分のことよりも、愛する人の幸せだけ を
本気で願っている。

「僕を忘れないで」と言ったって良いはずなのに
敢えて、智恵子さんの将来を思って
「忘れろ」と言っている・・・・・


こんな素晴らしい人がなぜ生きられなかったの?
なぜ、死ななくてはならなかったの?
「死にたくない」と思うことの、どこが「腰抜け」なの?!

余りにも理不尽で、何度読んでも涙が噴き出る。


【婚約をしてあった男性として、
散って行く男子として、
女性であるあなたに少し言って往きたい。

「あなたの幸を希う以外に何物もない」

「いたずらに過去の小義にかかわるなかれ。
あなたは過去に生きるのではない」

「勇気を持って、過去を忘れ、将来に新活面を見出すこと」

「あなたは、今後の一時々々の現実の中に生きるのだ。
穴沢は現実の世界には、もう存在しない」

今更、何を言うか、と自分でも考えるが、
ちょっぴり慾を言ってみたい。

 1 読みたい本

   「万葉」「句集」「道程」「一点鐘」「故郷」

 2 観たい画

   ラファエル「聖母子像」芳崖「慈母観音」

 3 智恵子 会ひたい、話したい、無性に。

   今後は明るく朗らかに。

   自分も負けずに、朗らかに笑って往く


      昭20・4・12

智恵子様
     

                      利夫】



恋人の伊達智恵子さんは、2013年に亡くなられたようです。

穴沢さんは、出撃前、どんな思いで、
「穴沢は現実の世界には、もう存在しない」と、書いたのか・・・・・
それを思うと、胸が張り裂けそうになります。


きっと、向こうの世界でお二人は
真っ先に、お互いの姿を見つけたことでしょう。

生涯独身を貫き通した智恵子さん、
どれだけ待っていたことでしょう。

これでもう、お二人が離れることはありません。
永遠に。



フリー画像・夜明けの海








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FC2blog テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

【2019/08/14 00:03】 | いのちの桜
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