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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
若い頃
随分長く、つきあっていた彼と
よく一緒に、うちの犬の散歩に行った。


犬のうんこを拾う 私を見ながら
彼は 言った。

「世の中なんて
犬のうんこ踏んじゃったあ~やだあ~!
くらいのほうがずっといいんだけどな」と。

私は彼のその言葉に、いたく同感だった。


そりゃあマナーは大事だよ。
でも、何と言うか・・・・・

今の世の中って
マナーやルールを過剰に守ろうとする余り、
何か、こう・・・

キシキシと音を立てるみたいに
ここまではOK!ここからはNG!
と、しっかり線引きされてしまって、
本来なら、もっとみんなが楽だったはずの社会が
どんどん住みにくくなっている気が。

犬は、したい所にうんこをする、
したい所にオシッコをする、
それはごくごく自然なことなんだよね。


それを放置して良いとは言ってない。


けど、世の中今やルールとマナーに縛られた結果、
人は却って、おかしくなっているような。

私が幼かった頃は、こんな社会じゃなかった。

ルールなんか決めなくても、
少々マナーなんか守らなくても
社会がちゃんと、まわって行った。

だから、もっと自由だったし、
人との繋がりも、他人の優しさも実感できた。

当時は共同体の中で
子供は育ち、うるさいおじさんやおばさんが
近所にいてくれた。

ルールルール!マナーマナー!ばかりの社会は
息苦しくて、住みにくい。
でも、現代は皆、バラバラ。
なので社会がそれを決めなくてはならなくなった。

その結果、人の温かみも何も、実感できなくなった。


彼が、どんな意味で
「世の中なんて犬のうんこ踏んじゃった
くらいのほうが良い」
と言ったのか、そのとき私は聞かなかったけれど


私がせっせと犬のうんこを片づける姿から、
もしかしたら、そんなことを思ったのかも知れない。


彼は、
実に、シャープな感性の持ち主だったからね。

今でも、彼のあの言葉が
印象に残ってならない。



ちろと一緒7才










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FC2blog テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

【2019/06/17 00:03】 | 「軽い変態」から見る社会
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