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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
たかが猫一匹じゃねーかと、笑わば笑え。

確かに、人間の子と、犬や猫は違う。
犬や猫には、今でもちゃんと野生が残っているし、
自然の流れに逆らわず、生かされているから。


でも、愛する気持ちに変わりはない。

例えば我が子、例えば夫(妻)、
私にとっては犬や猫も。

愛する対象を失って、悲しみの只中にいる人に
「気を落とさないでね」とか、「頑張ってね」とか、
そんなおざなりの慰めや、励ましは、通用しない。

却って傷口をえぐるだけ。


だって、気を落とすのが自然でしょう?
だって、頑張って来たんでしょう?散々。


ちち子が死んだ と友人サチにメールしたとき
「明日の朝からは仕事だけど、夜から朝までなら
一緒にいられるよ」
と返信があった。


明日は仕事だからごめんね、行かれない
と、いくらでも言えるのに
彼女は、私がどれだけの悲しみに暮れているか
わかっていてくれたから、
わざわざ夜通し、一緒にいてくれたのだと思う。

家に着いても、何も言わず
ただ黙って、一緒に棺に花を入れてくれたり
祭壇を飾ったりしてくれた。

何も言わず、ただいつもと同じ口調で
いつものように話しながら、
私のそばにいてくれた。


サチは、私の悲しみにまさに、寄り添ってくれたのだと思う。



私は、ちち子を溺愛してた。
ちち子の代わりは、どこにもいない。

今、どんなに絹を愛していても、
ちち子を失った悲しみは、埋められない。

絹とちち子は違うから。


自分のへその緒が入った木箱に
ちち子の骨を入れた。
いつまでも一緒にいられる気がして。

今でもしょっちゅう、
その木箱を開けて、私はちち子の骨を見る。

私がこの世に産まれ落ちたときの名残りと、
ちち子がこの世を去ったときの名残りが一緒になった。


春に咲くピンクのお花は、全部ちち子の化身のようで、
嬉しいけど、もう会えないことが、たまらなく悲しい。


でも、何も言わなくて良いんだよ。
サチのように、そばにいてくれるだけで。

あの夜、サチがいてくれただけで、
私は、どれだけ救われただろう。



私もサチのように、ひとの喜びよりも
ひとの悲しみに、苦しみに
少しでも寄り添える、人間でありたい。


悲しむ人がいたら、
ただ黙って、そっとそばに。


涙の雨に、傘をさしかけるように、
そっと、そばに。


ちち子拡大2

ちち子色のお花

へその緒とちち子の骨と
この中に、この世に産まれ落ちたばかりの私と
この世から去って行ったちち子とが納まっている。
ずっといっしょだよ、ちち子。





ぽちで救われる私がいます


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FC2blog テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

【2019/05/13 00:03】 | 愛しきイヌネコ
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