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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
6年前に亡くした子

ちち子は

私に抱かれながら 息絶えた




私が 抱き上げると

後ろ足を 小さく痙攣させ

目を 大きく見開いた

瞳孔が開いて 真っ黒な瞳になった




なんて なんて 

愛おしい姿なの?

魂が 抜けかかっても

ちち子は 愛おしい姿だった





唇から みるみる血の気が失せ

全身 ぐなんぐなんになって

右へ くたり! 左へ くたり!と

まるで マリオネット

どんな姿になっても 私には愛しかった



そして

ゆっくりとした 間隔で

下顎を かくんかくんと動かし始めた

ああ・・・最期の呼吸だ・・と思いながら

ずっと 抱いているうちに

ちち子のいのちの灯は 

永遠に消えた




「ちち子!ちち子!」と

何度 呼びかけても

その声はもう 彼女には届かなかった





骨が折れそうなくらいに

くたくたになったちち子の体を

そっと そっと 抱いて

泣いて

泣いて

泣いて

泣き暮れた

いくら泣いても

泣き足りなかった






棺代わりの段ボールに

亡き骸を納め

花でいっぱいにした





亡き骸までも 愛しくて

何度も何度も 

冷たくなったちち子の顔に

キスをした




何度も 何度も

キスをした




小さな体で苦しみながら

その生を全うしたちち子は

素晴らしかった

小さな いのちの灯りが

消える度

人間の愚かさを 思った





どんなに見ていられないと思っても

どんなにつらくても

この子を最期まで 見ることが

私の責任だと思った




ちち子 平成25年7月11日 没 享年10才(推定)

ちち子祭壇2


子猫時代ちち子3

びっくりちち子

へその緒とちち子の骨と


私が愛しているのは、絹だけではありません。
これまでに看取った、犬6頭・猫3匹を、今でも愛しています。

中でも、ビビリなちち子を私は、溺愛していました。
もう6年も経つのに、
今でも会いたくて会いたくてたまりません。

「糖尿病末期」との診断で、死ぬ数日前には
もう体重が2キロしかありませんでした。

あの子を荼毘に付すまでの一夜を、
友人が一緒に過ごしてくれました。優しい友人です。

「ずっといっしょだよ」という思いで
小さな木箱に入った私のへその緒と一緒に
ちち子の骨を 納めました。






ぽちで救われる私がいます


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FC2blog テーマ:詩・ことば - ジャンル:小説・文学

【2019/04/18 00:03】 | 愛しきイヌネコ
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ちち子
なごやん
ちち子ちゃんの最期
想像すると泣ける。

Re: ちち子
ナレイ
なごやんさん

ありがとう。


ちち子はもう、何日も苦しんで苦しんで、
よく「最期は眠るように息を引き取った」と聞くけど、
うちの猫たちは、みんな苦しんで苦しんで苦しみ抜いて
そしておそらへ昇って行く。

ケモノは、死も苦しみもそのままに受け容れる。
だから私も、最期までその姿をちゃんと見ようと思った。

6年経った今でも、思い出さない日はないよ。
会いたくて会いたくて会いたくて・・・・。

ちち子だけが猫の中で唯一、子猫からうちにいた子。
最初は、里親さんが決まるまでのお預かりボラだった。
でもなかなか里親さんが決まらなくて。

もう1ヶ月も一緒に暮らしてしまったら
私の情も移ってしまって、うちの子に。

推定にせよまだ10才。
もっともっと長生きして欲しかったなあ・・

最初で最期のお散歩は、死の2日前。
もう目も見えていなかったし、苦しいので
お外どころじゃなかったけど、それでも
最期にお外をせめて感じさせてあげたくてね。

病院の帰りに、ほんの数分だけ。

会いたいなあ・・・・・
ちち子の匂い、もう一度深呼吸したい。




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コメント
この記事へのコメント
ちち子
ちち子ちゃんの最期
想像すると泣ける。
2019/04/18(Thu) 07:16 | URL  | なごやん #-[ 編集]
Re: ちち子
なごやんさん

ありがとう。


ちち子はもう、何日も苦しんで苦しんで、
よく「最期は眠るように息を引き取った」と聞くけど、
うちの猫たちは、みんな苦しんで苦しんで苦しみ抜いて
そしておそらへ昇って行く。

ケモノは、死も苦しみもそのままに受け容れる。
だから私も、最期までその姿をちゃんと見ようと思った。

6年経った今でも、思い出さない日はないよ。
会いたくて会いたくて会いたくて・・・・。

ちち子だけが猫の中で唯一、子猫からうちにいた子。
最初は、里親さんが決まるまでのお預かりボラだった。
でもなかなか里親さんが決まらなくて。

もう1ヶ月も一緒に暮らしてしまったら
私の情も移ってしまって、うちの子に。

推定にせよまだ10才。
もっともっと長生きして欲しかったなあ・・

最初で最期のお散歩は、死の2日前。
もう目も見えていなかったし、苦しいので
お外どころじゃなかったけど、それでも
最期にお外をせめて感じさせてあげたくてね。

病院の帰りに、ほんの数分だけ。

会いたいなあ・・・・・
ちち子の匂い、もう一度深呼吸したい。


2019/04/18(Thu) 12:32 | URL  | ナレイ #-[ 編集]
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