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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
我が家には老ネコがいる。
人間で言えば、もう80過ぎたおじいちゃんってところだろうか。

私は公私共に、僅か5歳から今現在に至るまで動物に関わって来ているので
獣には弱い(愛着があるって意味で)。
ネコマニアではない。うちのは皆、野良あがり、訳ありで引き取った子ばかりで
ペットショップで買う なんてことはない。

その老ネコ、物が食べられなくなって久しい。
まるで難民キャンプの子供みたいに、肋骨も肩甲骨も坐骨も、
触ってみると向き出しになって、ガリガリに痩せた。

見てるのが痛々しくて何とか食べてもらおうといろいろ工夫してみるが
なかなか食べてくれない。

そんな話を学友にしたら、
「人も獣も食べないと言うのは生きる意思を放棄したと言うことだ
生きる意思を放棄すれば、穏やかに死ねると思う。
生きる意思を放棄すると言うことと自殺とは区別したい」
と言っていた。

私もその意見には全く同感だった。

でも、うちの老ネコじいちゃんは、食べないと言っても
まだ食べたがる。
食べたいけど食べられない と言ったほうが正確だろう。

匂いの強いおかかだけは食べ、
歯も使えないのにドライフードを丸呑みしても食べているその姿は、

明らかに生きる意思を持っている、と私には見えて、涙が出た。

人間と違って、知能も低い愚か者だから、
ただ本能のままに、必死で生きようとしている。
「どーせオレなんか・・」とか、考える頭は、この子にはない。
ただ生きようと。
それしかない。

知能が低く、
老いて、ガリガリの姿になって尚、必死で生きようとしている老ネコと
なまじ知能があり、
毎日が辛い・生きることに疲れた・やめよう、なんて思っている人間である私。
正反対な二人。(一人と一匹か)

本当に愚かなのは、一体どっちなんだろう・・・?

私の桜が、もうすぐ花開く。

今回のPSW国家試験合格や、老いて尚、生きる意思を持つ老ネコの姿は、
この春で、自ら人生の幕を降ろそうと準備していた私に
警鐘を鳴らしてくれたのかも知れない。

生きることをやめてはいけない・と。

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【2012/03/20 05:24】 | いのちの桜
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