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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
父の通夜、葬儀は、お陰様で
無事、済ませることが出来ました。

行きの電車内での私は
まるで「敵地に踏み込む」ような心境で

極度の緊張と動揺で、テンパりまくっていました。

まだ会ったことのない父の再婚相手の奥さん、
雅子さん(仮名)
まだ会ったことのない腹違いの妹、
34歳の麻美ちゃん(仮名)、

私自身は、雅子さんに悪い感情は持っていなかったけれど
向こう様はそうも行かないだろう・・・・
先ず良い感情は持たれていないだろうと。


斎場に到着。

父の遺影は、晩年の、機嫌の良いときの表情で
タキシード姿。
悲しいのか、動揺からか、
何だかあらゆる感情がごちゃ混ぜになって
泣けて泣けて、仕方ありませんでした。

でも、そこは私が予想していた「敵地」とは
全く違う場でした。

雅子さんは、父から聞いていた話とは
およそ違う、とても優しい人で、
麻美ちゃんも、とてもいい子で
二人は私を、本当に温かく迎えてくれました。


通夜のときも、告別式のときも
泣けて泣けて仕方ありませんでした。

でもその涙は、父を失った悲しみ以上の、
雅子さんと麻美ちゃんの温かさに包まれた
「安心」の涙でもありました。

私は普段、先ず泣くことは出来ません。
泣ける というのは、緊張が緩むからなんです。

あれは、極度の緊張が、次第に緩んだ
安心の涙だったのだと思います。


いとこたちとの40年ぶりくらいの出会いも懐かしく
私の感情はどんどん、
「緊張」から「安心」へと変わって行きました。


何より嬉しかったのは、
麻美ちゃんが、私が初めて出会う親類たちに
私を紹介するとき

姉です

そう言ってくれたこと。

「腹違いの姉です」でも「異母姉妹の姉です」でもなく

ただ、姉です と。

そして、通夜のときも、葬儀のときも
私を、最前列の右側、
喪主である奥さんの雅子さんの隣りに
座らせてくれました。

雅子さんと麻美ちゃんに、感謝の思いで
いっぱいになりました。


麻美ちゃんの幼い娘が、きゃっきゃと遊ぶ中、

私たちは、父の思い出話をしたり、笑ったり泣いたり
父の晩年と、その父を見送るという、
同じ思いを共有する、本当の家族のようでした。

父の棺の中には、大好きだった煙草ショートホープと
コーヒー豆を入れました。

父は、自分が消えることで、私たちを
「家族」に繋いでくれたのかも知れないとさえ
思えました。

雅子さん、麻美ちゃん、ありがとう。

麻美ちゃん、貴女は

私の妹です。









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FC2blog テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

【2016/08/27 00:05】 | いのちの桜
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