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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
すっかり色褪せた

唇に

いくら 紅をひいても

その赤い色は

少しも 馴染んでくれない





酒からも 色事からも

すっかり離れてしまったから

紅を引く理由も 大して

見当たらないけれど






メールの着信音も

電話のベルも

一向に鳴らなくなって

あの空に

ひとりを 噛みしめている





秋は 夕暮れ

冬は つとめて

秋の夕暮れや

冬の早朝なんて

そんなにいいかい?

枕草子さん

あなたの気持ち

私には わからないわ





秋の夕暮れには

孤独が胸に染みるだけだし

冬の朝は

恐怖がこの身を貫くだけ





人生の 秋の夜長の 

視線の先には

過去の焼き増ししか 

見えなくなった






呼び声

呼び声

死者たちの 呼び声も

一層 近い






そして

やがて訪れる

冬の人生

越えられる自信は

ない







今よりも

一層 厚い

根雪が張れば

私ひとりの

白い呼気なんかでは

根雪は

融けやしないから








ぽちで救われる私がいます


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FC2blog テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2016/03/12 05:52】 | いのちの桜
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