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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
えっれえキツかったけど
病棟とか、特養にいた頃の、
患者や利用者ちゃんは、可愛かったなあ~

「利用者様の言うことを、否定してはいけません」

へ?ハナから否定しまくってたけど、それが何か?

夕食後
「まだご飯を食べてないんですけど・・・」
と、利用者ちゃん。

「食べた食べた食べた!!」と、私。

と言いつつも、まんじゅうかなんかを出して
「これ食べて。朝ご飯までもうちょっと待ってね」
と言えば、本人もまんじゅうを食べて落ち着いて
部屋に戻る。

認知のヒデ子さんが、夜中に何度も起きて来る。
ずっとそうして来たんだろうね。
起きて来ると必ず、

「お米をとがないと・・・お味噌汁を作らないと・・・・」
と言って来る。

夜勤帯でも、多少はゆっくりできる時間もある。
なので

「お米はもうといでおきました。お味噌汁の具はわかめよ」
そう言うと、ヒデ子さんは

はっ!とした表情になり
「ああ・・・・ありがとうございます!本当に・・・」
と、とても安心してベッドに戻る。

しかし3分後、
「お米をとがないと・・・お味噌汁を作らないと・・・・」
また来る。

なので私も
「お米はといだよ。味噌汁の具はわかめ」
と、ちょっとめんどくさそうに言うと、
また、はっ!と安心して
「ああ・・・・ありがとうございます!本当に・・・」
と。帰ってく。

私もかなり根気のあるほうなんで
20回?30回?くらいは、
3分おきのそのやり取りにつきあう。

しかし止まらないヒデ子さん。
「お米をとがないと・・・お味噌汁を作らないと・・・・」
と現る!3分おきにまあ、
毎回新鮮でいいわねーと思いつつ

「米はといだ!みそ汁の具はわかめ!寝てちょうだい!!」
と、私もなって来るのだ。


更に私は、利き酒、利き茶ならぬ 
利きうんこ。(お食事中の方、ごめんなさいね)

うんこの香りを思い切り深呼吸し、嗅ぎ分け、
「ちょっと待って!この未消化な香り・・・この香りは
スズキさんじゃなくて、タカハシさんよ!」

と言って、タカハシさんのオムツを開けると 
大抵アタリ!

ヘタに他の人のオムツを開けてたら、
時間がないの時間が!

でも、みんな可愛かった。

「利用者様は幼稚園児ではありません」
バカじゃなーい?

そんなこといちいち言われなくても、
ヒデ子さんはきっと、毎朝早く起きては、
朝ごはんの支度をしてたんだよ。
家族のために、来る日も来る日もね。

子供とは、その背負った歴史が違うよ。
歴史が。

あんな漫才みたいなやり取りから
利用者ちゃんたちは、
それそれに
重たい歴史を背負ってきたんだと わかる。

それは、マニュアルになんか載っていないこと。

そして私が、患者や利用者に
ときに乱暴とも思える言い方をするのは、
大前提として、
その利用者との信頼関係がなくてはならない。

彼らも私も、生身だからね。

そういう所だけを押さえておけば
マニュアルなんていらないのだ。

「お化けが部屋にいるのよ」と言って聞かない
ばあちゃんとは、一緒にお化け退治をした。

トイレの中で暴れるじっちゃんとは
まるで彼氏彼女のように
「もういいよ・・・すぐ暴れて・・・
イサオさんは私のこと嫌いなんだね」
そう言ったら
「あーー!!す きーーーっ!!」
と言ってくれて、嬉しかった。

私には、彼らが天使に思えたよ。
まんず手のかかる天使たちだったけどね。

「利用者様は人生の先輩です」
なんて言われなくても、

彼らに
深く刻まれたシワの一本一本に、
その笑顔の背後に
私はいつも、彼らの重たい歴史を見ていた。










ぽちで救われる私がいます


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FC2blog テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

【2015/10/24 17:22】 | いのちの桜
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大変な勘違いをされているようなので。
通りすがり。
>そして私が、患者や利用者にときに乱暴とも思える言い方をするのは、
大前提として、その利用者との信頼関係がなくてはならない

これはまったく何の根拠もない独善的な見解でありまして、信頼関係云々という個人の主観に関係なく、客観的に暴言と判断できる対応をしていれば、それは許されることではありません。
看護者・被看護者の主観に関係なく、虐待として判断されます。
虐待者や被虐待者が、自らの非や被害を認めないことがあるからです。

あなたが職業としての看護者であるか、家庭での看護者であるかわかりませんが、自分の思い込みだけでタカをくくっていることは、非常に危険です。
「信頼関係」という言葉は、悪質な虐待者であっても口にする言い訳ですから、その考えは改めて、基本的なところから勉強をし直されることをお勧めします。


Re: 大変な勘違いをされているようなので。
ナレイ
通りすがりの方、
コメントありがとうございます。

まあこの手の誤解コメントが来るかもなあ・・・
とは思っておりました。

しかし「暴言」「虐待」・・・・
そこまで言われるとは、悲しい限りです。

私は、彼らが好きでした。
好きだから、重労働にも堪えられました。

私のやって来たことが虐待なら
長いこと関わって来ている患者や利用者に
ホテルマンのように
ただ丁寧な言葉で、ただ丁重に
何の感情も入れずに、
お客様 として接すれば良いのでしょうか?

つまりマニュアル通りにしろ ということですね?

「信頼関係」という言葉がいけない
と仰るなら、
「共感」と言えば良いでしょうか。

彼らと関わっていると
彼らの気持ちを想像して、共感できるようになります。
親しみの感情も、当然生まれます。
だから、ときに乱暴な言葉遣いにもなる、と言ったまでです。
生身の人間同士の関わりには、
そういう側面があるのが自然です。

それが「暴言」「虐待」になると言うなら
生身の人間同士の関わりを一切排除して

ホテルマンと客のように関われ
といううことになりますね。

まあ「暴言」「虐待」とまで
仰る方に、理解して欲しいとも思いません。
どうぞご自由に解釈なさってください。

勘違いなさっているのは、通りすがりの方
あなたのほうですよ。





Re: 追伸
ナレイ
私が利用者に「暴言」を吐き、「虐待」しているのだとしたら、

なぜ、イサオさんは
私を好きだと言ってくれたのでしょうか?

なぜヒデ子さんは、いつも笑って「ありがとう」と
言ってくれたのでしょうか?

不思議ですね。

マニュアルを勉強する気は
私にはさらさらありません。

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コメント
この記事へのコメント
大変な勘違いをされているようなので。
>そして私が、患者や利用者にときに乱暴とも思える言い方をするのは、
大前提として、その利用者との信頼関係がなくてはならない

これはまったく何の根拠もない独善的な見解でありまして、信頼関係云々という個人の主観に関係なく、客観的に暴言と判断できる対応をしていれば、それは許されることではありません。
看護者・被看護者の主観に関係なく、虐待として判断されます。
虐待者や被虐待者が、自らの非や被害を認めないことがあるからです。

あなたが職業としての看護者であるか、家庭での看護者であるかわかりませんが、自分の思い込みだけでタカをくくっていることは、非常に危険です。
「信頼関係」という言葉は、悪質な虐待者であっても口にする言い訳ですから、その考えは改めて、基本的なところから勉強をし直されることをお勧めします。
2015/10/25(Sun) 08:26 | URL  | 通りすがり。 #-[ 編集]
Re: 大変な勘違いをされているようなので。
通りすがりの方、
コメントありがとうございます。

まあこの手の誤解コメントが来るかもなあ・・・
とは思っておりました。

しかし「暴言」「虐待」・・・・
そこまで言われるとは、悲しい限りです。

私は、彼らが好きでした。
好きだから、重労働にも堪えられました。

私のやって来たことが虐待なら
長いこと関わって来ている患者や利用者に
ホテルマンのように
ただ丁寧な言葉で、ただ丁重に
何の感情も入れずに、
お客様 として接すれば良いのでしょうか?

つまりマニュアル通りにしろ ということですね?

「信頼関係」という言葉がいけない
と仰るなら、
「共感」と言えば良いでしょうか。

彼らと関わっていると
彼らの気持ちを想像して、共感できるようになります。
親しみの感情も、当然生まれます。
だから、ときに乱暴な言葉遣いにもなる、と言ったまでです。
生身の人間同士の関わりには、
そういう側面があるのが自然です。

それが「暴言」「虐待」になると言うなら
生身の人間同士の関わりを一切排除して

ホテルマンと客のように関われ
といううことになりますね。

まあ「暴言」「虐待」とまで
仰る方に、理解して欲しいとも思いません。
どうぞご自由に解釈なさってください。

勘違いなさっているのは、通りすがりの方
あなたのほうですよ。



2015/10/25(Sun) 10:37 | URL  | ナレイ #-[ 編集]
Re: 追伸
私が利用者に「暴言」を吐き、「虐待」しているのだとしたら、

なぜ、イサオさんは
私を好きだと言ってくれたのでしょうか?

なぜヒデ子さんは、いつも笑って「ありがとう」と
言ってくれたのでしょうか?

不思議ですね。

マニュアルを勉強する気は
私にはさらさらありません。
2015/10/25(Sun) 13:21 | URL  | ナレイ #-[ 編集]
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