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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
春の音が聞こえる

春の音が聞こえる

春の風は 私の耳にそっと

季節を囁いては 逃げて行く





花たちが ゆらゆらと

揺れている音が聞こえる

楽し気に 揺れている音が





季節に置き去りにされた 私は

せめて春の音を聞いて

季節の扉をノックする

ノックしても返答はない

けれど 音だけは聞こえる





風の音や香りを感じて

耳をそばだてることで

盲人のように

春を訪れを知る







渡り鳥が飛んで来ると

その鳴き声や羽音で

盲人のように

春の訪れを知る






いつも 季節の外で

四季もなく

時計もなく

人の姿もない

無為な闇の中に潜む私は

そんな哀しい努力をして 

春の訪れを知る





無為な空間にあるのは

湿った薄暗い部屋と

煙草とコーヒーだけ




無為な私は

煙草を吸って

コーヒーを飲むくらいしか

やることが思いつかなくて

せめても と

コーヒーはドリップで入れるのが

上手になった





2杯のコーヒーを入れて

差し向いにもコーヒーを置く

有為な誰かがいることを 想像して

まるで陰膳

無為な私





有為の花々

有為の鳥

全ての有為な者たちに

教えてもらわなければ

季節もわからぬ

無為な私








ぽちで救われる私がいます。          

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FC2blog テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2015/05/12 11:44】 | ネガティブ性
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