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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
芽吹きの春に

気づかなかった






若い子たちの笑い声は

私の 地下深くから

地上に染み出す涙とは 裏腹に

心底 楽しそうだ





私は

おもちゃ箱から落ちた

おもちゃの兵隊さん

いずこへ流れ着くのやら

心の深い傷を 自嘲して

もて遊ばれることにも慣れた





痛い

でも 痛くない顔をする

血が噴き出す

包帯で 傷を必死で隠し

真っ赤な汗を ひとりで拭う





時計の針を 逆さに回せたら

私も 笑えるのに

時計の針は 残酷にも

いつの世も 右回り






私がいなくなっても

この日常に

何の変化もないだろう

役所の人は やけに明るく

「死亡届けでーす!」

と言うのだろう

母のときと 同じように






私がいても いなくても

何も変わらない 人々の日常

穏やかな 春の風景





ひとり 








ちで救われる私がいます。          

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FC2blog テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2015/04/19 15:33】 | いのちの桜
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