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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
昔、筒井康隆氏の短篇小説に「無人警察」と言うのがあって
もう20年以上前の「朝まで生テレビ」でその小説を取り上げ、
てんかんに対する差別を助長する と言う、当時の日本てんかん協会理事
そして「断筆宣言」した筒井氏本人が出演して、非常に白熱したことがあった。

今でも保存してあるくらいだ。

「無人警察」と言うのは、更にもっと前に出版された短篇であり、
巡査ロボットが交通違反の取り閉まりをしたり、
少しでも脳波に異常が認められただけで精神病院に送り込まれる
と言う、未来の管理社会を描いた作品である。

私の小説がドタバタ、スラブスティックが多いからと言って
どうかそれだけでご判断しないで頂きたい。
あの小説は、教科書に載るだけのことはあって、
私としては大変シリアスに真面目に書いている。

とは、当時の筒井氏。

番組の中で朗読された「差別に値する箇所」を聞いていても
私にも、これのどこが差別になるのか、さっぱりわからなかった。

しかし、現代になってよく思うのは
当時SFでしかなかった筒井氏の小説が、
どんどん現実になっている・・と言うこと。


ロボットこそいないけれど、条例だの禁止だの防止だのの法律で
徹底的に管理社会と化しているではないか・・・・。

犬が走り回る自由もなくなり、
子供が遊びまわる場所も限られ、
飲酒運転の取り締まりも厳しくなり
シートベルトが義務付けられ
たばこは勿論、
暴力団は許さない!と言う・・・・。

あんしん、安全 と言う大義名分で
徹底的に管理する現代は、
果たして、楽しい社会 と言えるのかしら?

少なくとも息が詰まる・・・私には。

筒井さん、あなた、もうわかってた?
みたいにどんどんあなたのSFは
現実のものになってるよ、なんていつも思う。
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FC2blog テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体

【2011/10/03 06:30】 | 「軽い変態」から見る社会
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まろん
私も高校の頃、筒井氏の小説は手当たり次第読んでました。
とってもシュールで、ぐいぐい暗闇に引きずられて行く怖さ。

題名は忘れたけど、脳と神経だけになって、保存ビンに入れられている話。
文字なのに、映像で見えるがごとくのリアルさ。

同時期に星新一も読んでたけど、どちらも近年の日本を予言してたかのような印象です。

Re: おお~まろんさん!
ナレイ
コメント、ありがとう~♪
嬉しいわ。
活字を殆ど読まない私だけど
筒井氏だけは結構読んでました。

大好きです。
そそ。
そのシュールな感覚がね。

> 脳と神経だけになって、保存ビンに入れられている話。
>文字なのに、映像で見えるがごとくのリアルさ。

これは読んでないけど、良さそう~~ですね。
そうなんです。活字なのに、映像が見えて来る所が
筒井作品の表現力の素晴らしさなのだと思っているので
私は彼の「表現の自由」を100%擁護します。
(私が擁護しても意味ないけど~~)

私が最も好きなのは、短篇集だと「心学、社学」。
長編では七瀬3部作と言われる中の完結編「エディプスの恋人」。
後者は真面目に書かれたもので、
やはり映像が見えた気がして、主人公七瀬と同じような感覚に
暫く襲われたことを覚えてます。

> 同時期に星新一も読んでたけど、どちらも近年の日本を予言してたかのような印象です。
ほんとに、平成に入ってから
筒井氏のあらゆるSF作品がSFでなくなってる・・
と思えてなりません。

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コメント
この記事へのコメント
私も高校の頃、筒井氏の小説は手当たり次第読んでました。
とってもシュールで、ぐいぐい暗闇に引きずられて行く怖さ。

題名は忘れたけど、脳と神経だけになって、保存ビンに入れられている話。
文字なのに、映像で見えるがごとくのリアルさ。

同時期に星新一も読んでたけど、どちらも近年の日本を予言してたかのような印象です。
2011/10/04(Tue) 14:33 | URL  | まろん #-[ 編集]
Re: おお~まろんさん!
コメント、ありがとう~♪
嬉しいわ。
活字を殆ど読まない私だけど
筒井氏だけは結構読んでました。

大好きです。
そそ。
そのシュールな感覚がね。

> 脳と神経だけになって、保存ビンに入れられている話。
>文字なのに、映像で見えるがごとくのリアルさ。

これは読んでないけど、良さそう~~ですね。
そうなんです。活字なのに、映像が見えて来る所が
筒井作品の表現力の素晴らしさなのだと思っているので
私は彼の「表現の自由」を100%擁護します。
(私が擁護しても意味ないけど~~)

私が最も好きなのは、短篇集だと「心学、社学」。
長編では七瀬3部作と言われる中の完結編「エディプスの恋人」。
後者は真面目に書かれたもので、
やはり映像が見えた気がして、主人公七瀬と同じような感覚に
暫く襲われたことを覚えてます。

> 同時期に星新一も読んでたけど、どちらも近年の日本を予言してたかのような印象です。
ほんとに、平成に入ってから
筒井氏のあらゆるSF作品がSFでなくなってる・・
と思えてなりません。
2011/10/04(Tue) 19:43 | URL  | ナレイ #-[ 編集]
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