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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
1999年11月10日水ようび はれ

おかあさんが死にました




びょういんのかんごふさんたちは

おかあさんが死ぬとすぐ

はやくへやをあけてくれと言いました




わたしとおばちゃんとサチコさんとで

おかあさんの荷物を大急ぎでまとめました

れいあんしつに行っても

「火はあぶないから線香はだめです」

と言われました

そうして ものの15分でにもつをせいりして

おいだされました




れいあんしつでも

「おくるま あと15分でまいります」と

病院のていけい先の葬儀社を

かってに呼ばれて

おかあさんのからだだけ

どこかへ持って行かれました






1999年11月10日水ようび はれ

おかあさんが死にました

ひとのいのちは荷物ですか?とか

死んだとたん、まるでやっかい者じゃないかとか

いろんなことがあたまをよぎったけれど

それをうったえる気力が ありませんでした






「6号に入った患者はみんな死ぬんだよ」

と言っていた牢名主のおばあさんが

「死んだの?」と遠くから訊いて来ました

「はい」と答えると

おばあさんはまんぞくしたようでした

ひとが死ぬのを楽しみにしているあのおばあさんは

いずれ自分も

6号に入る張本人になるかも知れない

とは考えないのかなあとわたしはおもいました。





1999年11月10日水ようび はれ

おかあさんが死にました

世界中の人の全員を信じられなくなるような

一日でした



おかあさんが死にました・その2



おかあさんが死にました




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【2019/09/15 00:03】 | いのちの桜
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