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ほぼ廃人と化した女が吐く、ネガティブ詩や散文
母は

余命一ケ月宣告をされたとは

思えぬほど

元気だった

本当に

元気だった





いつも二人で

院内を散歩したり

食堂でご飯を食べたりした

元気な笑顔の母

その横顔を見つめながら

私の胸が

音を立てて張り裂けた




2週間も経てば

食べることも 歩くことも

できなくなりますと言われていたから

美味しそうにうどんを食べる母の顔を

この 張り裂けた胸に

焼きつけた





2本の足で 歩く姿を

この 張り裂けた胸に

焼きつけた





やがて 母は

医師の予告通りに

苦しい苦しいと

訴えるようになり

咽喉が渇いても

水も飲み込めなくなった

寝返りをうつことも

できなくなった





それでもまだ 私は

母の最期が

静かに終わるものと

思い込んでいた





そんなんじゃなかった

そんなんじゃなかった

母を待っていたのは

R-15指定の

最期だった







ギーギー!ギーギー!という

母の呼吸音が

病室中に響き渡り

それはまるで

ホラー映画の1シーン

地獄絵図







母でなくなった

母の姿を

最期まで

見つめつづけた





断末魔のような

母の最期の

そのときまでを

見つめつづけた

R-15指定の 40日間



R-15指定の40日間


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FC2blog テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2018/11/19 00:03】 | いのちの桜
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