夏の未明の優しい風に 吹かれて静寂 という名曲を聴きながらわたしはまだ薬のまわった頭でアイスコーヒーを飲みながらぼんやりと煙草のけむりの行方を追うクリアな頭だと不安に支配されて動けなくなるというのに薬のまわった頭は不安にベールをかけるようにどこかが麻痺してとても楽静寂 は無音とは違う耳を澄ますと静寂の奏でる音が聞こえて来るしんしんと悲しいしらべが五線譜に乗って名曲になる街中が眠っているから孤独を感...